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川本はモダンバレエ、堅田はモダンダンス、島田は日本舞踊と、
幼少からそれぞれにまったく違ったダンスキャリアを歩んできた彼女たちは、
偶然にも同じ時期、10代の後半で、和栗由紀夫が主宰する好善社に入門。
舞踏の世界に飛び込んだ彼女たちは、
それまでの踊りでは体験しなかったことにたくさん出会い、驚きます。
どんな材質・存在にも変貌し得る肉体の可能性、細かな粒子に凝縮することも
大きな空間を覆ってしまうこともできる身体意識の伸縮自在さ、
まだ生まれない胎児から衰弱し解体していく老体にまで関われる時間軸、
不自由な型の中でこそ広がりや普遍性を獲得する逆説的な方法、
暗く醜いものの中に珠玉を発見する独特の美学、
日常的なものの見方をくつがえすような発想の転換・・・など
彼女たちは柔軟な身体性と若々しい好奇心とをもって、
舞踏のコアエッセンスを、どんどん吸収していきました。
土方が「時代の反逆児」あるいは「アヴァンギャルド」として
舞踏をはじめた頃、彼女たちは生まれてすらいませんでした。
土方から直接舞踏を吸収した和栗を第二世代とすれば、
彼女たちは第三世代といえるでしょう。
一時代を風靡した、舞踏が「舞踏スタイル」として
固定化されてしまった今だからこそ、
彼女たちが舞踏の何に突き動かされ、
どんな新しい表現を熱く生み出そうとしているかを、
ぜひ注目してください。 |
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